2012年9月12日水曜日

ウルトラマンと子供の視線

ウルトラマン 科学特捜隊のメンバー
最近、WOWOWで初代ウルトラマンの放送がやっていて、録画したものを毎晩子供と一緒に観ている。実は初代ウルトラマン、観る前は「子供の頃によく観たもんだ」なんて思っていたけど、自分が生まれる前の作品であったことを改めて知った。

「うちの子も3歳だし、そろそろこういうのもいいかな」なんて軽い気持でこの初代ウルトラマンのシリーズを録画したんだけど、観てみたら面白いのなんの。子供と一緒にあれだこれだと喋りながら楽しんでいる。



初代ウルトラマンのお話は全部で39話あって、1話に必ず1匹は怪獣が出てくる。話によっては数匹の怪獣が1話に同時に登場したりするから、シリーズを通して50を越える怪獣たちが登場する。

子供はその50匹の怪獣の名前をあっという間に全部覚えてしまう。バルタン星人、ジャミラ、レッドキング、ダダ星人、ゼットンなんかの人気怪獣キャラクターはお父さんも覚えているんだけど、ヒドラ、ギガス、グビラ、ドドンゴ、ゴルドン、テレスドン、なんて言われるとまるでわからない(今ではもう覚えたけどね!)。

でも、驚いたのはそこじゃない。なんと、怪獣の姿と名前を50以上言えるというのに、科学特捜隊のメンバーが誰が誰かわからなかったのだ。39話を繰り返し観て、100回以上は観ているというのに、毎回登場する科特隊のメンバーの顔と名前がわからなかった。

非常に驚いたんだけど、そうか!と後で気づいた。子供はウルトラマンと怪獣しか観ていないのだ。自分も子供の頃経験があったような気がする。楽しみはウルトラマンと怪獣の闘いで、それがお話の後半なもんだから、後半になるまでのお話はあまり観ていなかったり。

ウルトラマンは子供たちのヒーローだ
そうそう。実際ウルトラマンの話は、科学的な内容が多くて実は結構難しかったりする。ウルトラマンが出すスペシウム光線は火星にしかない物質だとか。3歳の子供が理解できるはずもなく。ちなみに、スペシウムは架空の物質だったりするけど。

というわけで、子供が隊員の顔と名前を理解していなかったので、一人ひとり教えた。「一番男前なのがハヤタ隊員だ」なんて教えたら、「男前がどんなのかわからないよ」とハニーに突っ込まれた。「あれがキャップでムラマツたいいん。いちばんえらいひと。」、「あれがアラシたいいん、あれがイデたいいん」、「おんなのひとがフジたいいん」。大人の隊員はわからないけど、子供のホシノくんはわかっていた。子供は子供のことはよくわかるのかな。

ほんと、子供っておもしろい。

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