何でも食べるが何でも出来るだ |
ハニーは、付き合っている頃は唯一ニンジンを食べなかった。ある時、レストランで食事をしている時に、自分のメニューにニンジンがあったのを箸でつまんでこっちの皿に移してきた。彼女を叱った。食べ物を粗末にしてはいけないって。結婚してからは、彼女はニンジンも食べるようになった。今はもう彼女も好き嫌いがない。
子供にも好き嫌いをしないよう教えている。ご飯を一緒に食べて、会話をしながら間違っているところがあったらその都度教える。
幸い、自分も奥さんも好き嫌いがないことから、子供も自然と好き嫌いがない。だから、「あれ嫌、これ嫌」とはまったく言わない。その上での食事の教育だから教えるのも楽だ。
喋ってなかなか食べなかったりで、食べ終わるのが遅い場合はあるけど、お腹の調子が悪い時以外は必ず残さず最後まで食べる。最後まで食べないと好きなことはやらせない。時間がかかってもいいので、最後まで食べてから次の行動に移させる。食事に限らず、やっていることを最後までやらず、中途半端にして次のことをやるのは決して良いことじゃない。
食事でのしつけは次の3つ。
1.順番にバランスよく食べる(三角食べ)
2.必ず最後まで残さず食べる
3.ちゃんと出来たら「がんばったね!」の声をかける
マナーも一緒に
1.食べ物を噛むときは口を閉じて
2.肘をついて食べない
3.口に物を入れて喋らない
など。
自分はそんなにくそ真面目な人間じゃないけど、今の日本のあり方には大いに疑問を持つ。この飽食の世の中についてだ。
なんでも「大量生産、大量販売、売れ残りは捨てる」。なんでも「簡単・便利・手間いらず」。このような世の中で、きちんとした食生活を維持していくことが出来るだろうか。日本だけの話じゃないが、先進国が出す残飯で後進国の一国を救うことが出来るんだ。食べ物を無駄にしていいのか?
大人たちが今の時代のような楽な生活に馴染んでしまえば、その大人が子を持ったときに子に教える術がない。人間は知らない事は出来ないのだ。インスタントな食生活が子供たちにとって普通になってしまえば、子供たちは健全で強い大人になれないだろう。大げさな言い方にはなるけど、今一度、人間は人間に立ち帰らなければならない。簡単・便利の現代のシステムにはまりこんではいけない。
食事は人間の基本。きちんとした食事は体力や活力の元になる。頭も良くなり、精神も安定する。健康が第一。食事をきちんとしない人は、その後の人生もうまくいかなくなるだろう。良い人生を送っている人は、必ずきちんと正しい食生活を送っているはずだ。子を持つ親なら、子供に良い人生を送ってもらいたいよね。だからこそきちんと食事をする。好き嫌いせず最後まで残さず感謝して食べる。食事は人間にとって本当に大切な事なんだ。
素材元
イラスト無料素材 こどもや赤ちゃんのイラストわんパグ
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